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芳谷眼科医院
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インタビュー

患者さまが不安をご自宅に持ち帰らないように、とことん話をお伺いします

父が開業した「芳谷眼科医院」は、私で2代目になります。私はずっと父が謙虚に患者さまと向き合う姿を見てきました。尊敬すべきその姿勢を継承し、患者さまのお話をじっくりとお伺いし、質問にはすべて答えるというスタイルで、診療をおこなっています。

当院では、新たに「光干渉断層計」と「広角眼底カメラ」を取り入れました。ミクロのレベルで眼底の隅々まで撮影できるから、自覚症状のない方の病気の早期発見も可能になりました。病気の早期発見・早期治療に意欲的に取り組み、地域の皆さまのお役に立てることを願っています。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

私の父がこの医院を開業したというのが大きく影響していると思います。そして、医師という仕事は、困っている方にダイレクトに寄り添うことができ、とてもやりがいがあると思ったからです。

眼科を選んだのは医学部に進んでからですね。眼の治療というのは、患者さまの生活に直結すると思いますし、治療で改善すれば患者さまの喜びにもつながります。

父が倒れて、私が当院を継ぐことになったのですが、父が謙虚に一人ひとりの患者さまと向き合って診療していた姿はとても尊敬しています。医院だけではなくその姿勢も受け継いで、これからも地域に根差した眼科医院として診療をおこなっていきたいと思います。

先生が継承されてから、変化したことはありますか?

「光干渉断層計」と「広角眼底カメラ」という2つの機器を取り入れたことです。広角眼底カメラは、網膜の周辺部の眼底を隅々まで写真が撮れる機器です。また、光干渉断層計は、0.2~0.4ミリという薄い網膜を、マイクロメートルの世界で撮影します。

どちらも患者さまの負担が少なく、画像で撮影できるのが特徴で、病気の早期発見・治療につながります。また、説明の際、患者さまがご自身の不調の原因を直接モニター画面で見られるので、病気を理解していただくことに役立っています。

そのため広角眼底カメラでの検査については、来院されたすべての患者さまにおこなっています。また、眼の病気のなかには、緑内障など自覚症状がないものも多くありますので、必要に応じて光干渉断層計も用いています。

先生が診察の際に心掛けていることを教えてください。

患者さまが来院される際、さまざまな不安をお持ちのことと思います。「怖い病気なのかもしれない……」「どんな検査をするのだろう」、「今後今までのように生活できるのかな?」「治療は痛くないのだろうか?」といった具体的なものから、きちんと説明できないような漠然とした不安もそうです。

それらを一つひとつ丁寧にお伺いし、患者さまからの質問にはすべてお答えします。たとえば、メガネの度の問題からくる見えにくさなど、病気に関係のないことも病気のせいだと思い込んでいる場合もありますから、まずはそういったものを一つひとつ整理していきます。また、逆に治療や手術への過度な期待を持っていらっしゃることもありますので、情報をきちんとお伝えしていきます。

説明の際にはモニター画面を見ていただいてどんな状態なのかを理解していただきながら進め、また、ご自宅でも見返せるように病気に関する冊子をまとめたものをお渡しするようにしています。とことんお話しして、患者さまに病気や治療法についてよく理解していただいたうえで、治療法についても一方的にお伝えするのではなく、患者さまご自身が判断できるように心掛けています。

患者さまから言われて嬉しかった言葉はありますか?

やはり「よかった!」と言ってお帰りいただいたときですね。患者さまが不安に思われていたことが少しでも解消できたのかなと嬉しく思います。

日本は超高齢化社会を迎え、今後も複雑な背景を持つ患者さまが増えてくると思います。ご家族の方が付き添いできていたり、独居だったり、もちろんご高齢の方ばかりではなく、若い方の背景も変わってくるでしょう。皆さまが抱えるお悩みを一つひとつ聞いて、医師として、医院としてできることを探っていきたいですね。今後も地域に根差した眼科医院として、患者さまに不安を持ち帰らせないように努めていきたいと思います。